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NBAドラフト 2019年指名候補 C編

C編です。ドラフトナイトまでに間に合いました。Cは上位の層が薄い一方1巡目下位〜2巡目上位に優れたポテンシャルを持った選手が名を連ねています。

 

Jaxson Hayes

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テキサス大1年、6-11

主要スタッツ:23.3M 10.0P 5.0R 0.3A 2.2B 

予想指名順位:ESPN:11 draft.net:12 CBS sports:10 tankathon:10 the ringer:14

  優秀なビッグマンを輩出することに定評のあるテキサス大が今年送り出すビッグマン。6-11の身長に7-4のウイングスパン、大きな手、高い機動力を兼ね備え、速攻とP&Rのフィミッシャーとして非常に優れた能力を持っています。FG%は全米3位の72.8を記録し、FT%も74%とビッグマンとしては優秀です。ディフェンス面ではウイングスパンの長さと優れたジャンプ力に加え平面での速さもあり、ブロック以外にも高い素質を持っています。まだ19歳になったばかりと若く、高校時代のランキング100位以下から大学の1年間で飛躍的に成長したため伸び代にも非常に期待できます。

 ただ悪い意味でも素材感が強く、オフェンスではボールを受けてのダンクとリバウンド以外ほぼ何もできず、ディフェンスでは40分換算のファール数が5.7と攻守ともに非常に荒削り。即戦力としては期待できません。

 極めて優秀な素材であることは間違いなく、今年のドラフトはセンターの層が薄いため1桁順位での指名も十分考えられるでしょう。

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Goga Bitadze

f:id:GHiJ:20190615042310j:image

KK Mega Bemax(アドリアリーグ)、6-11

主要スタッツ:24.2M 12.1P 6.4R 1.2A 2.3B 

予想指名順位:ESPN:17 draft.net:19 CBS sports:11 tankathon:21 the ringer:19

 ジョージア出身のユーロセンター。ヨキッチほどの厚みはありませんが機動力があり、攻守にそれを発揮します。オフェンスではポストでのスコアリングとP&Rのスクリーナーとしての動き、カッティングからの得点に秀で、ストレッチ5としての素質も十分。ディフェンスでの貢献も計算できる選手で、ウイングスパンはユーロ選手としては長めの7-2、腕の長さと機動力、反応の良さを活かし40分換算で3.8本のブロックを稼ぎます。

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Bol Bol

f:id:GHiJ:20190615042317j:image

オレゴン大1年、7-2

主要スタッツ:29.8M 21.0P 9.6R 1.0A 2.7B 

予想指名順位:ESPN:15 draft.net:25 CBS sports:21 tankathon:14 the ringer:17

 言わずと知れたマヌート・ボルの息子で、 知名度は今ドラフトトップクラスでしょう。7-2の身長と7-5のウイングスパンという並外れたリーチとストライドを持ち、リバウンダー、ブロッカーとして極めて優秀な数値を残しました。シュートも非常に上手く、3P%は52Pの高確率。しかし非常に接触に弱い選手で、身長に対し体重は95kgと明らかにNBAでやれる体重ではなく、NCAAでも怪我で9試合の出場でシーズンを終えておりここを改善しないとキャリアが大失敗に終わってしまいかねません。巨大なポテンシャルとリスクを両方抱えたギャンブル候補です。

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Bruno Fernando

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メリーランド大2年、6-10

主要スタッツ:30.0M 13.6P 10.6R 2.0A1.9B 

予想指名順位:ESPN:34 draft.net:10 CBS sports:29 tankathon:19 the ringer:34

  屈強な肉体に優れた機動力を持ったセンター。ジャンプ最高点までの到達が早くオフェンスリバウンド、ブロックに秀でています。シュートタッチも悪くなく攻守ともに存在感を示せる選手ですが、状況判断の悪さ、ファンダメンタルの不足が足を引っ張っています。大学の2年間で見せた成長をNBAに入ってからも続けられるかが鍵になりそうです。

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その他候補: Naz Reid, Daniel Gafford, Tacko Fall

 

 センター陣は1巡目下位〜2巡目上位の層が非常に厚く、順位の変動も激しいため今回の記事で取り上げなかったプレイヤーの中にも1巡目で指名される選手がいるかもしれません。時間の関係上取り上げられなかった選手は追記候補に記載しておきますので参考にしてみてください。