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NBAドラフト 2019年指名候補 SF編

SF編です。 

 

De'Andre Hunter

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バージニア大2年、6-7

主要スタッツ:32.5M 15.2P 5.1R 2.0A 

予想指名順位:ESPN:5 draft.net:4 CBS sports:5 tankathon:8 the ringer:7

 バージニア大をNCAAトーナメント優勝に導き評価を急上昇させたコンボフォワード。最大の売りは守備で、スティールとブロックは多くありませんがしっかりした体格と反応の良さ、7-2のウイングスパン、高いクイックネスで1番から5番まで守ることができます。オフェンス面でも成長を遂げており、リム周りのフィニッシュ、スポットアップ、ドリブルからのプルアップ、ポストなど割となんでもこなせます。攻守ともに効率が良く、シュートやパスの選択がクレバーなのも高評価です。

 短所としては、カレッジレベルではエースとして通用する選手ですが現代NBAでSFとしてやっていくためにはハンドリング、シュート力ともに不足しており特に左手でのボールコントロールやP&Rからの展開が苦手です。逆にPFとしてはリバウンド力の低さがネックに。SFとしてもPFとしても中途半端になってしまう懸念があります。ディフェンスがうまいとはいえもっとスティールとブロックを稼いで欲しいところもあり、年齢も2年生ながら一年間レッドシャツだったこともありもうすぐ22歳と伸びしろにも不安が残ります。

 総評としてはディフェンス寄りの即戦力オールラウンダー。本人のNCAAトーナメントでの活躍に加え、よく比較対象に挙げられるカワイレナードがプレーオフで獅子奮迅の活躍を見せているため指名順位は高くなりそうです。

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Cam Reddish

f:id:GHiJ:20190612021702j:image

デューク大1年、6-8

主要スタッツ:29.7M 13.5P 3.7R 1.9A 

予想指名順位:ESPN:7 draft.net:8 CBS sports:11 tankathon:7 the ringer:4

今ドラフト最高の可能性を持っているプレイヤーが誰かと聞かれたらこの選手の名前を挙げる人は多いでしょう。高校時代のリクルートランキングではバレットに次いで全米2位の評価を受けていた選手で、優れた身体能力、ガード並みのハンドリング、レンジの広いクイックリリースのスリー、多彩なレイアップのパッケージ、手癖の悪いスティールを兼備した最高級の素材です。

 問題はその才能が花開くかどうか。デューク大での1年は期待外れといっていい出来で、接触に弱く、ゴール下まで切り込むことができてもフィニッシュまで行けず、かといって外に捌くほどの視野もないためターンオーバーになってしまうことが多々あります。2P%は39.4%と4割を切っており、その確率の低さはESPNの評価を借りると「歴史的な低さ」。バレットとザイオンがいたからと言うのもありますが重要な局面で消えてしまう消極性も指摘されています。

 現時点では荒削りもいいところですが当たると限りなく大きなリターンを期待できる選手。将来の中心選手として賭けに出る価値は非常にあると考えます。

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Nassir Little

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ノースカロライナ大1年、6-7

主要スタッツ:18.2M 9.8P 4.6R 0.7A 

予想指名順位:ESPN:10 draft.net:11 CBS sports:15 tankathon:17 the ringer:10

  こちらも伸び代を評価されている選手。高校時代はバレット、レディッシュに次いで3位の評価を受けていました。優れたフィジカルツールを持った闘志あふれるプレーヤーであり、長いストライドを活かしたドライブ、オフェンスリバウンドの強さ、ディフェンス面でのセンスの良さが評価されています。

 短所はやはり完成度の低さ。アウトサイドシュートはFTこそそこそこ入りますが大の苦手で、ハンドリングも優れているとは言えずパスも下手です。後述するCameron Johnsonとのポジション争いに敗れ今年平均18分しか出場できなかったこともマイナスポイント。事実これらの点が懸念されシーズン初めから徐々に予想順位を下げていきました。指名するには少し勇気がいりそうです。

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Keldon Johnson

f:id:GHiJ:20190612021903j:image

ケンタッキー大1年、6-6

主要スタッツ:30.7M 13.5P 5.9R 1.6A 

予想指名順位:ESPN:19 draft.net:22 CBS sports:21 tankathon:26 the ringer:26

 いろいろなことをそつなくこなすフォワード。速攻でのフィニッシュ、ボールを受けてからのカウンタードライブが得意な選手で、3Pもフォームこそ硬めですが確率は38%となかなか高確率。 身体能力もそこそこ高く、守備も下手ではありません。突き抜けた武器こそありませんがユーティリティプレイヤーとして重宝されそうな選手です。

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Matisse Thybulle

f:id:GHiJ:20190612021816j:image

ワシントン大4年、6-6

主要スタッツ:31.1M 9.1P 3.1R 2.1A 3.5S 2.3B 

予想指名順位:ESPN:32 draft.net:29 CBS sports:40 tankathon:29 the ringer:17

 今ドラフト最高のディフェンダーの呼び声高い選手。7-0のウイングスパンを持ち、パスの先を読んだスティールと相手のシュートに絶妙に合わせるブロックでスティールとブロックを稼ぎまくり、1試合平均スティールはNCAAでダントツ1位の3.5、ブロック数もウイングの選手ながらNCAA18位の2.3とズバ抜けたディフエンス力を持っています。オフェンス力も皆無というわけではなくここ2年は下降気味ですが3Pシュートもそこそこの高確率で沈めることができ、FT%も85%と高確率。細身なため少しフィジカルの強い選手の相手には不安が残りますが3&Dとして非常に優秀な選手と言えます。

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Cameron Johnson

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ノースカロライナ大4年、6-9

主要スタッツ:29.9M 16.9P 5.8R 2.4A 3P% 45.7%

予想指名順位:ESPN:21 draft.net:32 CBS sports:18 tankathon:28 the ringer:24

ピッツバーグ大での3年間、UNCでの2年間を通して着実に成長した選手。非常に成熟した選手で、最大の武器である綺麗なフォームから放たれるクイックリリースの3Pは平均5.8本打って確率45.7%の超高確率、NBAレンジからでも躊躇なく打っていきます。速攻でのポジション取りやカットプレーも上手くeFG%は62%の高確率。ディフェンス面でもヘルプのポジション取りに優れスティールも平均1.2本と優秀。すでに23歳ということもあり伸び代には期待できませんが、非常に高い完成度の選手であるため優秀なローテーションプレイヤーになれるのは間違いなさそうです。

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その他候補: Talen Horton-Tucker, KZ Okpala,Rouis King, Darius Bazley

 

余裕があったら追記していきます。