NBAドラフト 2018年指名候補 C編
いよいよ明日はドラフトと言うことで、なんとか間に合わせました。Cは上位3人のインパクトが強いですが意外にも1巡目にはこの3人以外ほとんど絡んできません。
Deandre Ayton
アリゾナ大1年、7-0
comparison:Joel Embiid, Karl-Anthony Towns
予想指名順位:1
今ドラフトの大本命にして、ビッグマンの時代を取り戻す可能性を秘めた至宝。予想順位を1位のみとしているようにそれほど隔絶した選手です。7-0のサイズに7-5のウイングスパンはCとして十分。フィジカル、運動能力も素晴らしく、完成された肉体を持っています。そして何よりこの選手を1位指名最有力候補足らしめているのはその驚異的なオフェンスの完成度。インサイドアウトサイド、ゴール周りミドルレンジ3Pとありとあらゆるところから得点を稼ぎ、ダブルチームされた際適切にフリーの選手に捌く視野の広さもあり、リバウンドも強力。全てにおいて圧倒的です。
DF面での弱さを指摘されることもありますが、チーム事情からPFのディフェンスをこなしていたこともあり、ブロック数も2近くあるのでそこまで問題にはならないでしょう。そしてまだこの完成度で1年生。底知れないポテンシャルをまだ残しています。
僕がインサイド贔屓という事で多少誇張しているかもしれませんが、現時点でも間違いない1stピックな高い完成度に無限のポテンシャルを兼ね備えた選手。オールスター、オールNBAチームは言うに及ばず殿堂入りも今から夢見ることが出来るほど半端ない選手です。
Mohamed Bamba
テキサス大1年、7-1
comparison:Rudy Gobert, Willie Cauley-Stein
予想指名順位:3-6
ドラフトコンバインで関係者を瞠目させた化け物ディフェンダー。ウイングスパンはドラフトコンバイン史上最長の7-10で、さらにスプリントでウエストブルックを上回る記録を叩き出すなどちょっと信じられないような肉体を持っています。その肉体を活かしたブロックが武器で、カレッジではブロック王に輝きました。オフェンスにおいても、3Pまで狙えるレンジを持ちます。
エイトンと比べると、インサイドの競り合いの弱さ、プレーの未熟さが目立ちますが、伸び代に関してはエイトンより上。ディフェンス面は言うに及ばず、オフェンス面においても素晴らしい選手になるだけのポテンシャルを持った大器です。
Wendell Carter Jr
デューク大1年、6-10
comparison:Al Horford, Derrick Favors
予想指名順位:6-10
上記の2人と比べると地味ですが、安定した好選手。デュークのインサイドをバグリーと共に担いました。高さはありませんが恵まれた体躯を持ち、安定したポストプレーと卓越したリバウンドでインサイドを制圧します。試投数は少ないですが3Pも高確率で決めることができ、ディフェンスも上手いとエイトンほどではありませんが完成度の高いチームを選ばない選手です。
Mitchell Robinson
アメリカ、7-1
comparison:Thon Maker
予想指名順位:15-25
今ドラフト最大の謎。大学に行かずにエントリーした変わり種で、YouTubeの動画を見る限り優れた身体能力とスキルを兼ね備えた選手に見えますが高校の試合なので何とも言えません。当然評価も人によって大きく分かれており、予想順位も乱高下。個人的には1巡目下位予想ですがメイカーのように思いもよらない高順位で博打に打って出るチームがあってもおかしくないでしょう。
以上でなんとか(ガードの紹介漏れが多いけど)全ポジションの紹介が終わりました。ドラフトをしっかり見始めて4年になりますが、やはりドラフトは良いものです。当日はドラフトもさる事ながらそれに付随して起こるトレードも大きな目玉。皆さん都合の良い方は是非リアルタイムで観戦しましょう。