NBAドラフト 2018年指名候補 SG編
SG編です。ドラフトナイトまでもう1週間を切ったのに全然進んでない…やばいなあ…
Luka Doncic
レアル・マドリード、6-8
comparison:Devin Booker,Manu Ginobili
予想指名順位:2-5
今年のユーロ上位枠であり、見る者全てを魅了するファンタジスタ。ルビオのような契約問題の発生が懸念されるため若干順位を落としていますが、本来ならエイトンと並び一位指名候補に躍り出てもおかしくない逸材です。恵まれたサイズ、広い視野、多彩な攻め手、華やかさとスターSGに必要な要素を全て兼ね備えています。19歳ながらユーロリーグMVPを受賞しており、実績も十分。シュートセレクションやディフェンスの問題を指摘されることもありますが未来のフランチャイズプレイヤー候補として期待をかけるチームは多いでしょう。
Mikal Bridges
ビラノバ大3年、6-7
comparison:Kentavious Caldwell-Pope,Khris Middleton
予想指名順位:6-10位
優秀な3&Dプレイヤー。6-7のサイズに7-2のウイングスパンを誇り、その腕の長さを活かしてブロックとスティールの両方を稼ぎます。攻撃面では堅実なシュートセレクションと43%の高確率の3Pが武器。欠点としては自力でのクリエイト力に欠ける点。そのため自力で打開できる選手を求めているチームには不向きで、逆にウイングディフェンダーやシューターを求めるチームから声がかかりそうです。
Lonnie Walker
マイアミ大1年、6-5
comparison:Iman Shumpert,Josh Richardson
予想指名順位:12-17
攻守に隙のない選手。一歩目の速さを活かしたドライブから目の覚めるようなダンクを叩き込んだかと思えばクロスオーバーから3Pを沈めたりもします。クラッチ力もあり、ウイングディフェンダーとしての素質も十分。ロッタリーで指名する価値は十分にあります。
Zhaire Smith
テキサス工科大1年、6-4
comparison:Gerald Henderson,Marcus Smart
予想指名順位:14-19
爆発的な身体能力を持つハイライトメーカー。カレッジ最高のダンカーとしてプットバックダンクやアリウープでハイライトを量産しました。スタッツ面ではシュート確率の高さは目に付きますが、オフェンスは主にダンク、3Pも時折打つ程度でサンプル数としては物足りず、またハンドリングなどシュートクリエイトの技術が不足しているため単なるダンク芸人で終わってもおかしくありません。しかしまだフレッシュマン、その将来性を評価するチームは少なくないでしょう。
Donte Divincenzo
ビラノバ大3年、6-4
comparison:Buddy Hield, Evan Fournier
予想指名順位:19-25
今年のNCAAトーナメントファイナル4MVP。アテンプトの2/3を占める高確率の3Pと何よりNCAAトーナメント決勝で31点を叩き出した勝負強さに定評があります。アシストも前年から倍増させ平均3.5と優秀。サイズ、ハンドリングなどに疑問符が呈さられることはありますが総じて手堅い指名と言えるでしょう。
Troy Brown
オレゴン大1年、6-7
comparison:Evan Turner, Caris Levert
予想指名順位:21-27
最近評価が上昇しているPGもこなせる器用なスイングマン。ボールの扱いが上手く、スルスルとインサイドに入って行き上手なボディバランスのレイアップで得点を重ねます。また手癖の悪さも武器で、彼のボールマンに対するプレッシャーには一見の価値があります。課題は3割を切る3P。FT%は悪くないので改善の余地はあるでしょう。
Jerome Robinson
ボストンカレッジ3年、6-6
comparison:Victor Oladipo,Eric Gordon
予想指名順位:21-27
多彩な攻め手を持つオフェンス型SG。ドライブ、ポスト、3Pとどんな所からでも得点を狙うことができます。課題はあるあるですが82kgしかない体重とディフェンス。しかしスティール数が2年次と比べてオフェンスに注力した3年次にほぼ半減しているので、自分以外の得点源がいてディフェンスに力を割けるチームに行けばディフェンス力も発揮できそうです。
Khyri Thomas
クレイトン大3年、6-4
comparison:Donovan Mitchell,Avery Bradley
予想指名順位:23-30
ややアンダーサイズですが3&Dに定評のあるガード。6-10のウイングスパンを持ち、高確率の3Pとスティール、そして時折見せる豪快なダンクが持ち味。欠点はサイズと3年ながら22歳になる年齢。伸び代という点では他候補に一歩譲りますが1巡目下位で即戦力を求めているチームに重宝されそうです。
Gary Trent Jr
デューク大1年、6-5
comparison:Jr Smith,Jeremy Ramb
予想指名順位:25-2巡目
元NBA選手のゲイリー・トレントの息子。比較対象から分かるようにクイックトリガーのシューターで、3P%は4割を超えます。大学ではデュバル、グレイソンアレン、バグリー、カーターとプレーしシューターに徹していたためクリエイト能力を見せる機会は多くありませんでしたが、単なるシューターにとどまらない万能性も垣間見えます。ディフェンスの悪さや身体能力の平凡さが嫌われここの所やや評価を下げていますが、1年という事もありもう少し上で取るチームが現れてもおかしくないでしょう。
Grayson Allen
デューク大4年、6-5
comparison:
予想指名順位:25位-2巡目
皆さんご存知の良くも悪くも有名な選手。2年時にNCAAトーナメント優勝に大きく貢献し、この時点でエントリーしていたら10位台での指名も十分ありえましたが残留、しかしその後2年で成績は上がらずまたダーティープレーを連発し出場停止を食らうなど大きく評価を下げてしまいました。しかしデューク大学を牽引してきた実力は折り紙つき。元々は少し身体能力の高いシューターといった感じでしたが、ゲームメイクなど3.4年でプレーの幅を広げ、また自分以外の戦力がほぼフレッシュマンのみというチームを1年間引っ張ったリーダーシップもあります。酸いも甘いも噛み分けたデュークの悪童の進路に注目です。
SGはこうして見ると1巡目ロッタリー外に様々なタイプがいておもしろいですね。次はSF編です。多分あんまり長くないです。
あ、追記なんですけどPG,SG編合わせて多分2.3人紹介し忘れてます。ドラフトに間に合いそうなら追加します。