Dwight House

NBAブログの形をしてます

2017年NBAドラフト候補(PG編)

長年他のブロガーさんの記事にお世話になっていて、自分でも書きたいと思っていたので、今年は書く。

まずPGは、ありとあらゆるタイプが上位に固まっており、レベルが高く非常に面白いドラフトになっている。

・Markelle Fultz(ワシントン大1年、6-4)

Type:James Harden、D'angelo Russell

予想指名順位:1-3

今年の一位指名候補その1。PGにしては上背とウイングスパンがあり、巧みなハンドリングとシュート力を兼備し、今年のハーデン、大学時代のディアンジェロのように単独でチームを牽引することが出来る。ただ個人的には全てにおいてカレッジレベルでは無双出来るがNBAのトップレベルには少し及ばないと感じる。またFT%が6割台で、身体能力も高くなく、NBAのレンジ、フィジカルに対応できるかでスター街道を駆け上がるか器用貧乏で終わるか大きく明暗が分かれそう。

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・Lonzo Ball(UCLA1年、6-5)

Type:Russell Westbrook、Jason Kidd

予想指名順位:1-3

今ドラフトで良くも悪くも一番話題に上る選手。恵まれたサイズとスピード、広い視野と創造性を武器に速攻でハイライトを量産するファンタジスタ。シュートフォームがかなり独特だがよく入り、2P%は55%、3P%は40%を超える。しかしハーフコートでの動きは特筆するほどでなく、またFultzと同様FT%がかなり低いためこちらもNBA仕様への対応が課題となりそう。本人(父?)はLAL入りを望んでいるが、速攻で得点とアシストを稼ぐタイプのため、ハンドラー不在で走力のある選手が揃うPHXやPHIに指名されると真価を発揮できる気がする。

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・De'Aaron Fox(ケンタッキー大1年、6-3)

Comparison:Dennis Schroder、Derrick Rose

予想指名順位:3-6

持ち前の身体能力をフルに活かした圧倒的なスピードで仕掛けるスピードスター。緩急のつけ方、ボディコンタクトも上手く、また左利きでありディフェンスは困難を極める。3Pは下手だが、FT%自体はFultz、Ballより高く、今後のシューティングの向上は望める。大きな課題はフィジカル。軽く、フレームもかなり細いため、NBAの壁にぶつかることが懸念される。フィジカルの問題を解決できれば、ローズやウォールのような選手に成長することが出来そうだ。

 

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・Dennis Smith Jr.(ノースカロライナ州立大、6-3)

Comparison:Eric Bledsoe、Kyle Lowry

予想指名順位:6-9

ブレッドソーによく似た豆タンク系PG。優れたフィジカルと身体能力で相手を跳ね除けながらフィニッシュすることが出来、またシュートもそこそこ上手い。良くも悪くもブレッドソーにかなり似ていて、脇にシューターや走力のあるウイングがいると本領を発揮しそう。

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・Frank ntilikina(フランス、6-5)

Comparison:Dante Exum、Jamal Crawford

予想指名順位:8-12

毎年一人はいる謎外人枠。インサイド以外無理ですみたいな助っ人外国人感溢れる見た目からクロスオーバーからのプルアップスリーを繰り出していたハイライトを初めて見たときは軽くビビった。6-5の身長に7インチ近いウイングスパンを誇り、ハンドリング、シュート力、IQを兼備するとの触れ込みだがいかんせん情報が少なすぎる。また明らかにフィジカルが弱く、フランスや下のカテゴリーでやるには不足はなかったが比較にもあげたExumのようにNBAの壁にぶつかる恐れはかなりある。なかなかリスクある指名だが、当たればデカイのでロッタリー中位で取りに来るチームは少なくないだろう

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今ドラフトは、ロッタリーにPGが集中してるため、なんとここからは27位くらいまでPGがいない。そのためPG編はこれでおしまいとさせていただく。本当にレベルの高い候補が上位に出そろい、BOS、LALの動向などもあり相当面白いことになりそうだ。

 

…書いてて思ったけど僕の文章固すぎるな…